国際結婚で実は大変だったこと5選/言語の壁より不安だった〇〇とは?

国際結婚したい女性

国際結婚で言語の壁よりも大変なことって浮かばないけれど他にもあるの??

まあや

ズバリ、言語の壁よりも大変なことがたくさんあります。
言葉はむしろなんとかなるほうなんですよ。

例えば相手が英語圏の人であれば英語ができたほうがいいですし、英語圏以外ならまったく相手の言葉を知らなかったら不安になります。

ただし、言葉に関しては喧嘩をしたときに「もっと具体的に伝えたいけれど単語が出てこない!」と思うくらいで、普段の生活はお互いの言語を知らなくても身振り手振りで伝わることも多いです。

付き合っている段階で言葉の壁を感じたら、国際結婚にまで至らないでしょう。

さらに、国際結婚をして何年も経っていくと、夫婦で特別な話をすることもなくなりますので会話の中身もある程度決まってきます。

つまり、国際結婚をしても言葉は大変なほうではありません。

言葉よりも、文化の違い、習慣、食事、考え方など、国際結婚をして15年経っても大変だと思うことがあります。

この記事では、国際結婚をして大変だと思うことを厳選して3つ紹介します。

「なんとなく大変そう」なイメージが、具体例としてわかり対策できるようになりますので、ぜひ最後までぜひ読んでくださいね。

目次

国際結婚で大変なこと5選

1.価値観の違い

2.食に対する違い

3.文化の違い

4.子育てに関する考え方の違い

5.帰省

それぞれ見ていきましょう。

1.価値観の違い

国際結婚をして、やっぱり価値観が違うなと感じることがたくさんあります。

それがいい方向に転換するときもありますが、納得できずに頭を悩ませることも増えました。

さらにそれが喧嘩になるだけでなく、その後の人生に影響して大ごとになると考えものです。

夫との間でものすごく価値観の違いに困り、大ごとになったことがあります。

とにかくなんでも話す家族関係には、いまだに気持ちが落ち着きません。

言わなくてもいいことも伝わってしまいますし、気を遣うということもしないので、ズバズバ遠慮なく聞いてくるところも大変です。

体験談ですが、まだ何も決まっていない段階でオーストラリア移住のことを夫がオーストラリアにいる家族中に伝えたことで我が家は大変なことになりました。

こちらの家族計画や見据えていた未来を考えずに、義母は夫の仕事先を探したり私たち家族と同居をするため、どんどん行動してしまいます。

夫が気軽になんでも話てしまったことがきっかけで、2人目妊娠中は夫はオーストラリア、私と上の子は日本で暮らすという別居状態でした。

言うタイミングも考えず聞かれるので、言わざるを得ない環境なのかとも思いますが、聞く方も聞く方、言う方も言う方になってしまう英語のコミュニケーションスタイルにも悩まされます。

友人や、親や兄弟のパートナーなど、なぜそんなことまで知っているの?と思うようなことが広まっていて驚くことがあります。

どんな病気になったかなども筒抜けです。

個人情報は気にしないのかもしれませんね。

いまだに「そこまで話さなくていいよ」とつい言ってしまうことがありますが、割り切れることも増えたと思います。

他にも厄介な価値観の違いはたくさんあります。

しかし、価値観の違いが良いと思って外国人パートナーに惹かれた部分は多いでしょう。

自分と違うからいい、自分にはない考えだから魅力的だと思うことも確かにありました。

それが国際結婚をして、長い間一緒にいることになると、その価値観の違いが大きな不満になることもあります。

せかせかしているのでおおらかな外国人パートナーに癒されるのんびりしすぎてイライラさせられる

なんでも考えた通りにしていいと言ってくれる包容力本人も好きなようにするため手がつけられない

男女平等の感覚が強い家事育児も手伝うがどんなことも平等にしたがる(家族に会う頻度など)

恋愛中から冷静に相手と違う価値観に目を向けるようにして、「おかしいな?」と思ったら話し合うような間柄を作っておくといいかもしれませんね。

また、国際結婚した後から「こんなはずではなかった…」とダメージを受けないように、「外国人だから価値観は同じわけがない」というくらい構えていてもいいと思います。

相手の国に住むようになって「だからこういう考え方になるんだな」と思うことがたくさんありました。

価値観の違いは数え切れません。

2.食に対する違い

国際結婚をすると、食事でもめることということが後を絶ちません。

肉が少ない

和食が苦手

これが2大食事問題です。

肉が少ないというのは、肉料理が少ないということを意味することもありますが、一食の中での量のことを言っている場合が多いです。

の構成がバランスよく食べたいようで、逆にこれが揃っていれば文句は言われません。

しかし、どうしても日本の料理は外国人パートナーにとって肉が少ないようです。

AUS育ち

肉じゃがは、肉肉肉じゃがくらい肉が欲しい!
チキンカレーは、大きめチキンがごろころ入っていて欲しい!

焼きそばやパスタなど、麺に絡めてある肉程度では肉を食べた気がしないので、「また野菜ばかり食べさせられる」と感じる外国人もいます。

ご飯や麺などの炭水化物がメインになるものも納得がいかないようです。

丼ものは肉に対してご飯が多すぎるとぜったいにご飯を残します。

ラーメンやうどんそばも、肉が増しにならないと麺は食べきりません。

それに加えて和食としての味が嫌という人もいますので、外国人パートナーの好みに合わせて洋食、いわゆる肉料理を増やさなければならないのは大変ですね。

また、「食」に対する考え方も違うなと感じることがあります。

美味しいものを追及することがありません。

美味しいと評判でも並んでまで食べたいとは思わないそうです。

食事はお腹を満たすためのものだからという考えが強いように思います。

オーストラリアに来て何を食べても同じような味がするのは、そもそもの素材に、自分好みで味を変えるだけだからだと気づきました。

  • こしょう
  • ケチャップ
  • マヨネーズ
  • バーベキューソース
  • レモン汁
  • ガーリック
  • 辛味
  • チーズ

肉にはどれも合いそうですよね。

恋愛中のデートで相手に合わせて食べに行くことくらいは楽しくていいのですが、家族となり毎日一緒に同じものを食べなければならないとなれば、お互いに合わせる必要があります。

しかし、本当に大変なのは、外国人は合わせないところです。

お腹が満たされないと思えば、作った食事でも平気で断り、自分の食べたいものを準備し始めます。

外国人パートナーが食べるようにするためには、和食ばかり作っていられないのです。

ただ、オーストラリアに住んでいると、日本にいるときよりも和食が恋しくなります。

この溝を埋めるのは本当に難しいです。

肉と和食問題はこれからも生活を共にするのならずっと続いていく問題でしょう。

3.文化の違い

国が違えば、文化も大きく違います。

天気や季節にも左右されるのだなと、オーストラリアに住んでつくづく感じました。

そこの気候に合わせた生活があるからです。

しかし、その場所で暮らしやすい工夫がされているのだとわかってはきましたが、受け入れらるとは限らないということが大変なのです。

 バスタブ使わない文化

→暑いので、長湯をする習慣はありません。

「お風呂に入る」と言うと通じないことがありました。「シャワーをして」なんですよね。

日本ではバスタブのない家はほとんどありませんが、オーストラリアではない家もあります。

夫は、私が家探しで「バスタブ付き」にこだわる気持ちが理解できないようです。

そもそもバスタブも浅いものしかないので肩まで入るには寝そべるくらい横にならなければなりません。

靴を脱がない、履かない文化

家の中は靴を履いても、脱いでもお好きにどうぞという文化です。

オーストラリアの家で靴を脱いで欲しいと言われたことがありません。

しかし、自分の家に来たときには未だに言ってしまいます。

確かに、玄関らしい玄関のようなところから入ることもあれば、窓の延長のような部分や、床も段差になっていなければ、靴でも入りやすい気持ちはわかります。

玄関といっても、靴をおくようなところがほとんどないのも、靴を脱がせにくくしているのでしょう。

対して裸足の文化でもあります。

さすがに我が子には出かける時に裸足はやめてと言いますが、ここ、オーストラリアではスーパーでも普通の道でも裸足の人はたくさんいます。

暑い国なので、単純に裸足が涼しいし気持ちいいようです。

公園ではすぐ履き物を脱ぎたがるので靴下も靴も砂、葉っぱ、ウッドチップまみれ。

その靴や裸足で家の中を歩き回り、ベッドに寝転がっても気にしないんですよね。

文化の違いは、生活に強く影響してきますので積み重なるとストレスに繋がっていきます。

4.子育てに関する考え方の違い

価値観の違い、食の違い、文化の違いが混ざり合って、顕著にその大変さが明るみになるのが子育てです。

子どもの育て方に関してだいぶ意見がぶつかるようになりました。

どんな夫婦でも、子どもに関して意見がぶつかるときがある思いますが、国際結婚では価値観の違いから、まったく理解できないこともあります。

完全母乳を否定する母親以外の他の人が子育てできないからと主張する

乳幼児から別の部屋子どものため、添い寝は子どもをつぶす可能性があるから危ないらしい

食べ物をすぐ与えるお腹を空かせたらかわいそうだから我慢をさせない

何がダメなのかがまったく伝わらないので大変です。

また、男女平等の意識が強いことから、子育ても平等にしようとたくさん手伝ってくれるのが外国人パートナーです。

しかし、しっかり口も出して譲らないことも多いので意見がぶつかることになるのだと思います。

子どもが幼い頃を振り返ってみると、外国人の夫が想像していた以上に子育てに加入してきたことが誤算ではありました。

それを良い誤算ととらえる余裕がなく、うまく協力し合えなかったため、意見だけがぶつかってしまったのかもしれません。

外国人の夫はとにかく家のことも子育ても自然に介入してくるとわかっていたら、心の準備もできたかもしれませんね。

さらに、今はオーストラリアに住んでいることから、基本的にこの国の子育てに従うところも大変なことです。

イースターだから年齢に関係なくどんどんチョコを与えるというのもいい例ですね。

5.帰省

国際結婚には避けられない大変なことがひとつあります。

それは帰省問題です。

日本国内で実家が他県の比ではありません。

日本に住んでいれば、相手の国へ帰省すること、相手の国にいれば日本に帰省すること、日本にも、相手の国にもいなければそれぞれ日本と相手の国に帰省することになるでしょう。

お金も時間もものすごくかかります。

1年に1度帰省するといっても、1年に1度家族で海外旅行をするようなものです。

帰れば家族に会うだけではなく、楽しむため、お土産を買い込んでくるため、その間お金は羽が生えたように飛んでいきます。

特にオーストラリアから日本へ帰省するときは、日本のものを買い込んでくるのでお土産代も高いです。

ただ、オーストラリアから日本へ帰省をすることでよかったなと思うことがあります。

それは時間の調整をして帰省しやすい環境だからです。

移民が多いせいか国をまたいでの帰省は当たり前。

学校も職場も、日本に比べて長期の休みが取りやすく、自分の都合に合わせて帰省することができます。

しかし、それだけ長い間帰省をすれば普段の生活が空白になり遅れを取ることもありますし、生活費とは別に余暇としてのお金が必要です。

相手が帰省したいと言っても、自分が帰省したいと思ってもお金と時間は相当かかり続けることは覚えておいたほうが良いですね。

そこまで大変ではないこと【英語力】

国際結婚だから大変なこともありますが、思っている以上に大変ではないこともあります。

それは英語力です。

もちろん話せたほうがいいですし、実際に話せるから国際結婚に発展した人もいるでしょう。

ただ、国際結婚をしてオーストラリアに住んで思うことは英語力よりも大変なことがありすぎるということです。

わたし自身、英語はできないほうだと思います。

もっと英語ができたら違った角度でこの国を楽しめるかもしれないと思えるようになったのはほんのつい最近です。

目の前にある大変なことと向き合っていきながら、英語力はその次でも良いかなと思います。

まとめ

価値観が違いすぎることと食事のことは国際結婚をして何年経っても大変だなと思うことです。

それが思いっきり合わない意見としてぶつかるのが、子どもができたときでした。

子育てという新しいことと、根本的な考え方の違いで、国際結婚の大変さを実感するようになったと思います。

ただ、今までの生き方の違いや自分の持っていない発想を良いなと思った事実もあったはず。

大変だなと思うだけでなく、「違い」に惹かれたことも思い出せると良いですね。

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